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ダイヤゼブラ電機の蓄電池とは?特徴・価格・設置事例を解説

 
ダイヤゼブラ電機の蓄電池EIBS No.8のアイキャッチ画像
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「ダイヤゼブラ電機」と聞いて、太陽光発電のパワーコンディショナ(パワコン)を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。同社は旧田淵電機で、2026年2月から家庭用の新型蓄電システム「EIBS No.8(通称 恵比寿八)」の受注を開始しました。すでにダイヤゼブラ製パワコンを使うご家庭から、蓄電池追加の相談も増えています。

本記事ではEIBS No.8の特徴・スペック、販売店の掲載例から見る価格相場、既設パワコンからの蓄電池追加の考え方、15年保証の内容を、2026年9月時点の公開情報で解説します。

この記事でわかること

  • ダイヤゼブラ電機は旧田淵電機で、現行の住宅用主力製品は蓄電ハイブリッドシステムEIBS No.8
  • 定格7.7kWh・最大15.4kWhで、停電時は最大5.5kVAの自立運転に対応
  • 価格は販売店の掲載例で工事費込み約144万〜186万円(税込)が一つの目安
  • 既設の太陽光用パワコンへの「蓄電池だけの後付け」はできず、ハイブリッドパワコンへの交換が基本

パワコン技術を核とするダイヤゼブラ電機とは

どんな会社で、どのような製品を手がけているのかを整理します。

田淵電機から商号変更したダイヤゼブラ電機の成り立ち

ダイヤゼブラ電機株式会社は、2021年10月に田淵電機株式会社から商号変更した会社で、ダイヤモンドエレクトリックグループの中核企業です。自動車機器や電子機器、エネルギーソリューションを手がけ、太陽光発電には1995年頃から参入。2011年にエネルギー事業ブランド「EneTelus(エネテラス)」を立ち上げました。

ルーツは1925年創業のトランス(変圧器)メーカーで、電力変換技術の蓄積が強みです。現在は単相・三相の太陽光用パワコンや蓄電ハイブリッドシステム、V2H、遠隔監視を展開するパワコンを中核に、電気をつくる・ためる・上手に使う機器を一貫開発するメーカーです。

項目 内容
会社名 ダイヤゼブラ電機株式会社(旧田淵電機株式会社)
エネルギー事業ブランド EneTelus(エネテラス)
本社所在地 大阪府大阪市淀川区
主な製品 太陽光用パワコン・蓄電ハイブリッド・V2H・遠隔監視

パワコン技術は他社の蓄電システムにも採用されている

同社のパワコンは自社ブランド以外への供給実績も豊富です。2022年からトヨタ自動車の住宅用蓄電システム「おうち給電システム」向けにハイブリッドパワコンとDCDCコンバータを供給し、長州産業の「スマートPVプラス」にも同社製パワコンが採用されています。2012年から大手家電メーカー向けのOEM供給を始めたとの報道もあります(供給先は非公表)。

  • トヨタ自動車「おうち給電システム」向けにハイブリッドパワコンなどを供給(2022年〜)
  • 長州産業「スマートPVプラス」にダイヤゼブラ製パワコンが採用
  • 2012年から大手家電メーカー向けのOEM供給(供給先は非公表)

つまり、家庭用蓄電池の「頭脳」にあたるパワコンとシステム制御を専門に開発してきたメーカーです。蓄電池の検討では、製品単体ではなくパワコン技術とシステム構成で評価することが大切です

EIBS No.8蓄電ハイブリッドシステムの電力の流れのイメージ画像

現行の住宅用主力機EIBS No.8の特徴とスペック

2026年に投入された住宅向け主力機が、太陽光と蓄電池を1台のハイブリッドパワコンで制御する蓄電システム「EIBS No.8」です。

前モデルEIBS7の後継機で2026年2月に受注開始

EIBS No.8は、住宅向け蓄電システムの前モデル「EIBS7」の後継機です。5.5kWモデルは2026年2月20日、8.0kW・9.9kWモデルも同年5月に受注を開始しました。EIBS7は2026年2月20日をもって受注を終了しているため、現在新規導入を検討する場合はEIBS No.8が対象になります。

従来機比で蓄電池容量を10%増やしつつ、体積を約55%・質量を約35%削減したコンパクト設計です。蓄電池ユニットは幅456×高さ816×奥行き266mm・質量85kg。屋内・屋外どちらにも設置でき、マイナス20度〜プラス50度の動作温度範囲で寒冷地の屋外設置にも対応します。

定格7.7kWhで最大2台の15.4kWhまで拡張できる

蓄電池ユニット(EOK-LB77-TK)は定格容量7.7kWh・初期実効容量6.8kWhで、最大2台まで設置できます。パワコンだけを先に設置し、後から蓄電池を追加する「パワコン先行」構成もメーカーが公式に案内しており、7.7kWhから始めて15.4kWhまで後から増設できるのが特徴です。

項目 仕様(公開情報)
ハイブリッドパワコン 5.5kW(入力3回路)・8.0kW(4回路)・9.9kW(5回路)
蓄電池ユニット EOK-LB77-TK:定格7.7kWh・初期実効容量6.8kWh
最大システム容量 蓄電池2台で15.4kWh
太陽光入力条件 1回路あたり最大4,000W・最大入力電圧450V・入力電流13.5A
停電時の自立運転 最大5.5kVA(100V・200V対応・単相3線式)
設置場所 屋内・屋外(動作温度:マイナス20度〜プラス50度)

フルMPPT方式と停電時の自立運転

EIBS No.8は太陽光入力の全回路に個別のMPPT制御を行う「フルMPPT方式」を採用し、木や隣家の影で一部パネルの発電量が落ちても、回路ごとに最適な運転点へ追従して発電ロスを抑えます。1回路あたりの最大入力電流も13.5Aに引き上げられ、高電流パネルに対応しました。

停電時は自動で自立運転へ切り替わり、最大5.5kVA(100V・200V対応)を出力します。200V対応のためエアコンなども使える可能性がありますが、モーターで作動する機器や起動時に大きな電流が流れる機器は使えない場合があります。スマートフォンの専用アプリで発電・蓄電状況の確認や運転モードの切り替えができ、電力会社の要請に応じて蓄電池の電気を系統へ供給するDRにも対応しています。

EIBS No.8の価格相場と見積もり比較のイメージ画像

販売店の掲載例から見るEIBS No.8の価格相場

ダイヤゼブラの蓄電池はメーカー直販ではなく、販売店・施工会社を通じて導入します。価格の公表状況と掲載例を整理します。

工事費込みで約144万〜186万円が一つの目安

EIBS No.8はオープン価格で、公式サイトに一般向けの標準価格はありません。メーカー公表のパッケージ希望小売価格(税別)は5.5kW構成で288万円〜9.9kW構成で305万円ですが、あくまで基準価格です。

実際の販売価格は、販売店の仕入れ条件や工事内容で大きく異なります。複数の販売店サイトの掲載例では、7.7kWh・5.5kW構成で機器本体が約119万9,000円、標準工事費が約23万3,200円からという例や、工事費込みで約130万9,000円〜169万4,000円(税別)という相場があります(税込で約144万〜186万円)。同じ構成でも販売店によって価格差が大きいため、工事費込みの総額で比較することが基本です

掲載内容(2026年9月時点) 価格の目安
メーカー公表のパッケージ希望小売価格(5.5kW〜9.9kW・税別) 288万円〜305万円
販売店の掲載例(5.5kW・機器+標準工事費・税込) 約143万2,000円〜
販売店の掲載相場(工事費込み・税込) 約144万〜186万円
家庭用蓄電池の7kWh級の相場(工事費込み) 約120万〜160万円

見積もりは総額と条件をそろえて3社以上に依頼

見積書には本体価格のほか、パワコン・工事費・分電盤交換などの付帯工事費が含まれます。本体価格だけで比較すると、総額との差に後から気づくことがあるため、次の項目に注目しましょう。

  • 太陽光パネルの回路数に合ったパワコン機種の選定(入力回路は3〜5回路から選択)
  • 分電盤の交換・配線距離・基礎工事などの工事条件
  • 既設太陽光の接続や、既設パワコンの撤去費用の扱い
  • 自治体の補助金制度の適用可否と申請手続きのサポート有無

補助金は自治体ごとに内容が異なります。最新の制度を確認し、適用後の実質負担額で比較しましょう。同じ構成・同じ条件で3社以上に見積もりを依頼し、工事費込みの総額で比べることが適正価格の見極めにつながります。

既設パワコンからハイブリッドパワコンに交換して蓄電池を追加するイメージ画像

既設のダイヤゼブラ製パワコンから蓄電池を追加する方法

ダイヤゼブラ製(旧田淵電機製を含む)の太陽光用パワコンを導入済みのご家庭向けに、蓄電池を追加する際の考え方を解説します。

蓄電池だけを既設パワコンに接続する製品ではない

EIBSシリーズは、蓄電池との接続を前提に設計されたハイブリッドパワコンと専用の蓄電池ユニットを組み合わせるシステムです。既存の太陽光用パワコンに蓄電池ユニットを直接接続する構成はできません。蓄電池を追加する基本形は、既設の太陽光用パワコンをEIBS No.8のハイブリッドパワコンへ交換し、蓄電池ユニットを接続する流れになります。

太陽光パネルは条件が合えばそのまま活用できますが、次の項目を事前に確認する必要があります。

  • 既設パネルの電圧がEIBS No.8の入力仕様(最大入力電圧450V)に適合するか
  • パネルのストリング構成と回路数(パワコンの入力回路は3〜5回路)に収まるか
  • 接続箱・配線・分電盤の状態と、停電時にカバーしたい範囲
  • 蓄電池ユニットの設置スペース(屋外設置なら基礎・保守スペースの確保)

パワコン先行設置から始める段階的な導入も可能

EIBS No.8は、まずハイブリッドパワコンだけを設置し、後から蓄電池ユニット(7.7kWh)を追加して15.4kWhまで拡張する段階的な導入も公式に案内されています。卒FIT(固定価格買取期間の終了)や電気代の見直し時期に合わせて追加できます。

ただし段階的な導入では工事が複数回発生し、増設時期や保証には条件がある場合もあります。後からの増設を考えている場合は、初回導入時に施工店へ増設プランの条件を確認しましょう。既設パワコンの型番とパネル仕様は、見積もり時に正確に伝えることが大切です。

EIBS No.8の保証内容と設置事例から見る評判

蓄電池は10年以上使う製品のため、保証内容と実際の評判を確認しておきましょう。

パワコン本体と蓄電池ユニットは15年保証

EIBS No.8のメーカー保証は、ハイブリッドパワコン本体と蓄電池ユニットが15年、その他部材が1年です(2026年9月時点の公式資料による)。蓄電池の容量保証の基準は「蓄電可能容量の初期値の60%」で、定格容量が15年間フルのまま保証されるわけではない点は正確に理解しておきましょう。

保証の適用には設置後の「保証書発行申請」が必要で、申請がない場合、保証期間内でも修理が有償になるケースがあります。自然災害・塩害・火災・電圧異常などは対象外です。

評判の良い点と確認したい注意点

EIBS No.8は2026年2月に受注が始まったばかりの新製品で、実利用者の口コミはまだ多くありません。前モデルEIBS7を含む利用者の声を整理すると、次のような傾向があります。

  • 太陽光と蓄電池を1台のパワコンで一体的に制御できる
  • 停電時に200V対応の機器を含めて使える自立運転の構成を選べる
  • 蓄電池の後付け・増設に対応しており、7.7kWhから15.4kWhまで拡張できる
  • パワコン・蓄電池ユニットとも15年保証で長期的な安心感がある

一方で、価格.comの掲示板には導入後に瞬間発電量の表示が減ったという投稿や、エラー・低温時の充電低下に関する個別の報告もあります。口コミは販売店の事例や個人投稿が中心で、全利用者を対象にした公的な満足度調査は存在しない点に注意しましょう。

施工店が増える2026年の実績ある業者選び

EIBS No.8の取り扱いは2026年に広がり始め、XSOL(エクソル)が製品ラインナップに加えたほか、2026年4月から施工対応を始めた会社もあります。導入には太陽光との連携を考慮した設計・施工と系統連系の手続きが必要です。ダイヤゼブラ(EneTelus)製品の施工実績とアフター体制を確認して業者を選ぶことが安心につながります。

よくある質問

Q. ダイヤゼブラ電機は家庭用蓄電池をつくっているメーカーですか

A. つくっています。2026年時点の住宅向け主力製品は蓄電ハイブリッドシステム「EIBS No.8」です。同社は旧田淵電機で、太陽光用パワコンが本業のメーカーです。

Q. EIBS No.8の価格はいくらくらいですか

A. メーカーはオープン価格で、販売店の掲載例では7.7kWh構成・工事費込みで約144万〜186万円(税込)程度です。複数社に見積もりを依頼し、総額で比較しましょう。

Q. 既設のダイヤゼブラ製パワコンに蓄電池を後付けできますか

A. 既存の太陽光用パワコンに蓄電池ユニットだけを接続する構成はできません。EIBS No.8のハイブリッドパワコンへの交換とセットで追加するのが基本です。

Q. 旧モデルのEIBS7はまだ購入できますか

A. EIBS7は2026年2月20日をもって受注を終了しています。販売店の在庫がない限り新規購入は難しく、後継機のEIBS No.8が検討対象になります。

Q. 保証期間は何年ですか

A. ハイブリッドパワコン本体と蓄電池ユニットが15年、その他部材が1年です。容量保証は初期値の60%が基準で、保証書発行申請が必要です。

ECODAでは、ダイヤゼブラ電機(EneTelus)製を含む蓄電システムの接続条件確認と、工事費込みの適正価格の見極めを無料でサポートしています。見積もりの比較方法がわからないという方は、専任スタッフにお気軽にご相談(無料)ください。

まとめ

ダイヤゼブラ電機は、旧田淵電機としてパワコン一筋に培ってきた電力変換技術を持つメーカーです。2026年時点の住宅向け主力製品EIBS No.8は、定格7.7kWh(最大15.4kWh)のハイブリッド型で、フルMPPT方式と15年保証が特徴です。

価格は販売店掲載例で工事費込み約144万〜186万円(税込)が目安で、既設パワコンからの追加はハイブリッドパワコンへの交換を伴います。ご自宅のパネル仕様と電気の使い方を整理し、同じ条件で複数社の見積もりを取り、総額で比較しましょう。

この記事のまとめ

  • ダイヤゼブラ電機は旧田淵電機で、現行の住宅用主力機はEIBS No.8
  • 定格7.7kWh・最大15.4kWh。停電時は最大5.5kVAの自立運転に対応
  • 価格は販売店の掲載例で工事費込み約144万〜186万円(税込)が一つの目安
  • パワコン・蓄電池ユニットとも15年保証
  • 既設パワコンからの追加はハイブリッドパワコンへの交換が基本。同じ条件で複数社に見積もりを依頼しましょう
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